2013年1月20日日曜日

Ai_文字の角を丸くする+スミ溜まりを作る

イラストレーターで元は角のある文字を角丸にする方法です。
テキストの状態でOKです。




角丸にする方法と言えば、「角を丸くする」という効果があるのですが、それを適用すると何だかうまくいかないのです。
丸くならない角があったり、文字の形自体が崩れたりするので使えません。
今回は「パスのオフセット」を使用して作成します。

下の画像が「角を丸くする」効果を適用したものです。
赤丸部分→角が丸くなっていない
青丸部分→形が崩れている



作り方


1.文字を選択した状態で、効果>パス>パスのオフセットを適用

今回は小塚ゴシックB 130ptです。



「オフセット」の数値でどれくらい角を丸くするかが決まります。
プレビューを見つつ適当な数字を入れます。後から変更もできます。

角の形状はラウンドにしてください。

この時点で外側の角は丸くなるのですが、文字が太るので私は同じ数値だけマイナスのオフセットをかけています。(後述)

「オフセット」の数値が大きいほど角丸の半径も大きくなります。



2.アピアランスパネルを開き、1.で設定したパスのオフセットをコピーする。

オフセットが2重にかかっている状態なので文字が太ります。



3.アピアランスパネルの二つのオフセットの、上段のオフセットをクリックしてメニューを開き、数値はそのままでマイナス値にする。

オフセットの上下の順番が違うと、結果が違います(後述:スミ溜まりを作る)


オフセットの効果をかけると、文字の周囲に指定した分の太さが追加されます。文字を選択する時のボールド(B)などと違って、純粋に文字の周囲に同じ幅が追加されるため、値が大きいと隙間がつぶれてしまったりする危険があります。 また、それによって元の文字の太さと、効果をかけた後の文字の太さが違ってしまいます。私が正負の値を揃えるのは元のフォントの形を崩したくないからです。


3.完成。テキストのままなので好きな文字や書体への変更も簡単です。




角の丸さの具合はアピアランスパネルから「パスのオフセット」をクリックし、数値を変更することで後から修正可能です。(プラス値とマイナス値の両方を変えてください)
やりすぎると下のようになるので注意。
これはこれで不思議な効果かも。思い通りにならないから使えないでしょうか?



この方法を利用して、文字にスミ溜まりを作ることができます。
上を試した後だとすごく簡単なので、お試しください。



スミ溜まりを作る方法


1.角丸にした文字を用意。




2.アピアランスパネルのオフセットの上下の順番を入れ替える。完成!


上段がプラス値、下段がマイナス値になります。



フォントを変えてみました。
小塚明朝B。
明朝にスミ溜まり作るとかっこよく見える気がしませんか?
これもやりすぎると変になるので注意してください。



ちなみに、角丸とスミ溜まりを併用することで角丸とスミ溜まりのある文字も作ることができます。
構造はオフセットを上から
「プラス値(1)」「マイナス値(2)」「プラス値(1)」
とすればOKです。プラス値がマイナス値の半分の数値であれば、値はいくつでも大丈夫です。要は、「プラスした分だけ、マイナスして、プラスマイナス0になればOK!」


追記

DTP transit の鷹野さんにブログをご紹介いただきました!

先日セミナーに参加したときにDTP transitの鷹野さんとお話させていただきました。

緊張してガチガチになってしまった・・

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